「自分はヒトではなく、泥人形(ニーレン)ではないか――」
 スレンは苦しんでいた。
 そんな風に考えてしまう自分が嫌で、彼は生まれ変わるため異能を操る道士になろうと決意する。
 しかし、村を出ようとしたその日、彼が住む集落が異形の物に襲われた――!

「…………ずっと言えなかったけど、あたし、あんたのこと好きだったよ」

 孤独な少年は愛を知り、
 切なさを供に、巣立っていく。

第一章
泥人ニーレン(1)
泥人ニーレン(2)
第二章
逃げ出した太白窮奇(たいはくきゆうき)
第三章
襲撃の夜(1)
襲撃の夜(2)
第四章
矢背家を継ぐ者(1)
矢背家を継ぐ者(2)
第五章
別れは突然に(1)
別れは突然に(2)
第六章
ウサミミ紳士の泥人形(1)
ウサミミ紳士の泥人形(2)
第七章
人形らの愛した子
第八章
悲しき檻に囚われて
第九章
矢背衛士やなせえいじ(1)
矢背衛士やなせえいじ(2)
矢背衛士やなせえいじ(3)
矢背衛士やなせえいじ(4)
終章
しょっぱい旅立ち

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